バイブルは百人一首。聞こえのいいフィクションじゃなく、心に響くホントを書きます。

インビジョン入社前の経歴

怖いくらい順調な人生

埼玉県のそこそこ田舎の方で生まれ、優しい家族、いじめなんて無縁の学校で平和に平凡に生きた小学生時代。
飛び抜けて得意なことはなかったけど、勉強も運動も人並み以上にはできたので「将来は学校の先生になりたい!」と言ったときも色んな大人が背中を押してくれた。

ただ、少しだけ安定ルートからそれた時期が。
兄がいるから、という理由で入った陸上部に、中学2年目にして陸上狂いの熱血教師がやってきたのである。
ゆるゆるの部活動生活から一転、目指せ全国大会!のガチ勢生活にガラッとシフト。
熱血顧問はそこそこに足が速いだけで県大会出場すら夢の夢だった私を、本気で全国大会に連れて行くと言い張って聞かない。

「無理」と思っていても口に出す勇気すらない小心者の私は、言われたことはやる、自分が頑張って誰かが喜んでくれるのなら頑張る、というスタンスで顧問の言いなりになっていたせいか、自分でも驚くくらい記録を伸ばした。
しかし現実はそんなに甘くはなく、コンマ数秒の差で夢の切符は手に入らなかった。

すっかり陸上競技に惚れ込んでいた当時の私は、陸上部の強さだけが売りの商業高校を志望。
しかしそんな熱も長くは続かず、もっと偏差値が高くて陸上もそこそこ強い高校に行きたい!と思い始めたのが中3の12月。
その時点での模試の結果は気持ちいいくらいのE判定。ここからわたしの運が炸裂した。

3か月死に物狂いで勉強した結果、なんとギリギリで合格。
少し背伸びして入った女子校での3年間は、夢みたいに楽しくて、密度の濃い時間だった。
奇跡的に入れた高校での生活があまりに幸せなもんだから、何かとんでもないことが起きるだろうと覚悟していたものの、関東大会にも出場でき、一番行きたかった大学に推薦で合格。
自分の人生上手く行きすぎなのでは?と正直焦っていた私は、次(就活)こそはうまくいかないと信じて疑わなかった。

(上手くいっていたのはその分頑張っていたから、と自分を認めてあげられるようになるのはインビジョンに入って人事のまこに出会ってからの話。)

インビジョンに入社した理由

ここでなら、この人たちとなら

先生になると意気込んで入学した教育学部では早々に違和感を抱いた。
子供たちを背負って前に立って、学び続けないとやっていけなくて、適当な覚悟じゃ到底やり遂げられない、先生はそういう仕事だと思っていた。
だからこそ20年やそこらしか生きていない、子どもを育てた経験も、社会に出た経験もない、そんな自分が近い未来教壇に立っていることが想像できなかった。

とはいえ幼い頃から先生しか見てこなかった私には、他になりたいものも知っている職業もない。
お酒を飲んでバイトをして、大好きな百人一首の旅に没頭する、ちょっとだらしなくて幸せな日々。
友人が研究室にこもり教員採用試験の勉強を始めた頃、ようやく私も慣れないスーツに袖を通し、マップを片手に都会の街を歩き始めた。
就活は急に一人ぼっちになったみたいで不安だったけど、「先生にならないならせめて先生よりかっこいい大人になりたい」という自分の目標があったから、なんとか頑張れていたんだと思う。

インビジョンと出会ったのは、内定も決まりもうそろそろ就活も終わりにしようかな、と思っていた夏の初め頃。
「倍率高そうだから入れないだろうけど、いい会社そうだし一度見ておきたいな」という軽い理由で座談会に行った。

そのとき思ったのは「ここで働けたら幸せだろうな」ということと「どうせもう無理だろうから、この際自分が持ってる熱い部分を出し切って帰ろう」ということ。
諦めの中に少しだけ、この人たちなら真面目に聞いてくれるんじゃないかって期待もあったのかもしれない。
だから「どうしても先生よりかっこいい大人になりたい」という心からの想いをまとまらない言葉でぶつけたとき、誠吾さんや智菜さんが笑いもせず頷きながら聞いてくれたことが嬉しくて泣き出しそうだったことをよく覚えている。

私の人生は相変わらず上手く行きすぎていて、そこから内定まではトントン拍子に進んだ。
逢瀬を重ねるごとに、働くことやチームに対して常にガチンコなインビジョンという組織を好きになっていくのを感じながら、ここで、この人たちと先生よりかっこいい大人になろうと決めるまでにそう時間はかからなかった。

人生の志

先生にはできない方法で、古典を教え、教育を変える

私が人生で叶えたいことは二つ。
一つは百人一首や古典を学んだ人に少しでも「古典ていいな」と思ってもらうこと。
もう一つは友達にもっと楽しく、やりたいように先生をやってもらうこと。

夜月を見上げて「この月を紫式部や在原業平も眺めてたのだろうか」と思うとものすごくたまらなくなって、なぜだか涙が溢れてくる。
「何言ってんのこいつ」と思うかもしれないけど、私が古典を好きな理由はそこにある。
写真も音声ももちろん動画も残っていない、実在したかどうかも分からない人たちに思いを馳せられること、その人たちが残しただろうと言われている歌や作品に今を重ねて感動できること、それは私の個性だと思う。
この個性と今インビジョンで磨いているライティング力を組み合わせて古典の魅力を世の中の人に伝えること。それが一つ目の夢である。

二つ目はやっぱり教育に関すること。
インビジョンは「教育改革」を起こすために少しずつ動き始めている。でも少し気になるのは、圧倒的子ども目線であること。
子どもたちに気付きを与えることはもちろん大事だけど、日本の教育を変えるにはまず先生の負担を減らすことが先なんじゃないかと思う。
私の友人はほとんどが学校の先生である。先生になるために努力を重ね、先生でいるために今も頑張っている友人たちを見ていると「忙しい」が原因でやりたいことができていなかったり、前向きに子どもと向き合えていない自分を責めている現状が外野ながら腹立たしい。
インビジョンが本当に教育改革を目指すなら、学校や先生たちにそれを受け入れる余裕があること、そして一緒に考えてもらうことが大事だとせめて自分だけは言い続けようと思う。
なんらかの志を持って先生になった人たちが、本当に子どもたちの未来を考えることだけに専念できるなら、日本の教育は良くなるに違いないのだから。

なんてかっこつけてみたけど、大好きな友達と一緒に「なんだかんだで仕事って楽しいよな」と言い合いながら、大好きなお酒を飲んで酔っ払う、そういう幸せを味わいたいだけだったりして。


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