落語と算盤。傍(ハタ)を楽(ラク)にし、傍を楽しませる笑売人

インビジョン入社前の経歴

就活もせず、とりあえずやってきた人材業界

父親は商社、母親は航空会社で働いていた。
記憶は全くないけれど、両祖父も会社を経営していたらしい。

こどもの頃から「働く」ということについての意識は低く
大学在学中も就職活動はしなかった。
やりたい事がなかったというのもあったけど、
単純に他の人と同じ事をやるのが嫌だっただけだと思う。
リクルートスーツを着て、会社周りをする?
バックパッカーとして自分探しの旅に出る?
どっちもどこかで聞いたことあるし。
ただ、自分の中で「働かない」という選択肢はない。
何故だかわからないけど、日本国憲法には勤労の義務があるし、
資本を持たない自分が資本主義社会の中で生きていくには労働は必要だし。
とりあえず友達のすすめで公務員試験を受けてみたりもしたけど、
面接で「志望動機は?」と聞かれても何も答えることはできない。(まあ、当然だけど)
そんなこんなで1年バイト生活を経た後、
人生で初めて就職活動というものをしてみた。

就活といっても、リクナビNEXTで自宅から一番近くに出てきた会社に1件応募しただけ。
その会社が最初に入社することになるサンプランニング(現GMOアドマーケティング)だった。
最初に担当したのは、「タウンワーク」の営業。
今でこそタウンワークは全国的な知名度のある求人メディアになっているけど、
自分が入社した頃はまだ全然知られていなくて、
お客さん先へ訪問しても
「タウンワーク?何それ?タウンページ?ハローワーク?」
といって話も聞いて貰えない。
今では考えられない「初回掲載無料」という必殺の営業トークがあったにも関わらず
3ヶ月間ほとんど受注できず。
「もう辞めよう。営業とか向いてないわ。」
そんな状態で当時の上司に相談したら、
「まだ3ヶ月しか働いたことないのに、向いてるとか分かるの?」
と指摘され、「確かに」とそこは素直に納得。
とりあえず、半年間は本気でやってみて、それでダメなら考えようと決めた。
人と話すのが苦手だったので、飛び込み営業に専念。(何故営業をやろうと思ったんだろう?)
その当時自分が担当していた千葉県鎌ケ谷市の企業という企業に朝の9時から飛び込み開始。
資料がなくなったら会社に戻って、再度21時まで飛び込み。
多分、その当時鎌ヶ谷市内の会社には自分の名刺が2~3枚ずつあったに違いない(ほとんどは捨てられてただろうけど)
さすがに、それだけやっているとお客さんから声が掛かるようになった。(初回掲載無料だったしw)
あれよあれよという間に受注が重なり、リピートしてくれるお客さんも増えてきた。
そこからは、「ダメ営業」から「売れる営業」に社内の目も変わり、
担当エリアを広げてもらったり、新営業所の立ち上げメンバーにも呼ばれるようになっていた。
それでも、やっぱり上には上がいて、

千葉の片田舎でちょっと売れてる程度では一生届かないくらい
売れている先輩営業がたくさんいた。
「なんでこの人達はこんなに売れてるんだろう?」
「どうせ大手の良いお客さんを担当してるだけでしょ?」
そんな風に、思いながらある先輩と同行した時に衝撃を受けた。
その先輩の話しているトーク、出している資料、提案の内容が全く次元が違う。
「うわ~、これが本物の営業か。」
今まで自分がやってたのは、ただの「広告の枠売り」だと思い知らされた。
それからはその先輩の作った提案書をもらい、話し方をひたすら真似した。
そうすると不思議と(不思議ではないけど)結果が出始める。
あれよあれよという間に受注が重なり、週に2~3日は泊まりような生活が続く。
そのかいあってか、リクルートでも最優秀営業として表彰されるまでになった。
ちなみに、その時、別チームのマネージャーだったのが、
現インビジョン代表の誠吾さんだ。

そんな、求人広告の営業として行くところまで行ったかな~と思っていた矢先にリーマンショックが来た。
世の中の景気に比例するように、求人広告の出稿数は減り続け、 そしてついにて求人広告事業の撤退が決まる。
求人広告を提案していたチームは、WEBコンサルティングの会社になった。
チームのほとんど全員が未経験の中、提案したこともないWEBコンサルティングの営業をしなくてはならない。
でも、求人広告の営業として培った経験は、WEBコンサルティングの提案でも十分過ぎる位約になった。
改めて、リクルートってスゴイなぁと思った瞬間だ。

そんなこんなでWEBコンサルティングの営業も板についてきた頃、先輩から独立の話を聞かされた。
営業としてそこそこできると思い込んでいた当時の自分は、

「どこまでできるかやってみよう」

ということで、新しい会社の立ち上げに参加させてもらうことにした。

しかし、これが甘かった。

当然の事ながら、会社の立ち上げというのは、社員もいないし取引先も0からのスタート。
今までお願いしていた作業も全部自分でやらなきゃいけないし、売上がなければ自分の給料だって出ない。
当時の自分は、そんな当たり前の事さえわかっていなかった。
それでも営業だけは自信があったので、

「自分で売上を立てればなんとかなる」

と思い営業をしていた。

しかし、新しい会社では今まで取引のあった会社でも話を聞いてもらえず、
リーマンショック後で営業の成果も振るわなかった。
日に日にショートしていく資金と増えていく借金に押しつぶされそうな生活が続く。

インビジョンに入社した理由

過去を忘れて再スタート

「そろそろ精神的にも金銭的にも限界かも。。」

そう思っていた時、東日本大震災があった。

まともな営業することすらままならず、
「この先どうしようか?」
と考えていた時に、
同じタイミングでインビジョンとして独立していた誠吾さんに相談した。
自由が丘駅前の焼肉屋で会社の至らない点や景気の悪さなど愚痴にも近い話をして、
色々と聞いてもらった後、

「でもそれって、結局石井ができていなかったってだけじゃない?」

とずばり本質を突かれたことがきっかけで、「諦めてイチからやり直そう」と自分の中で気持ちの整理がついた。
それと同時に「インビジョンで一緒にやってみないか?」と声を掛けてもらった。
正直、前の会社に戻る、他の会社に転職する、という選択肢もないわけではなかったけれど、
起業に失敗して、安定した会社でサラリーマンに戻った、という事実を受け入れるのが悔しくて、
もう一度チャレンジするチャンスをくれたインビジョンで頑張ってみようと入社を決めた。

その頃のインビジョンはまだマンションの一室での営業だったけれど、
出社初日に手作りの垂れ幕を作って歓迎してくれたのが、とても嬉しかった。
同じ一緒に働く仲間がいてくれるだけで、こんなに気持ちが違うのかと仲間の大切さを実感したのを覚えている。

人生の志

生きた証を残す

人生の志は、自分が生きた証を残すこと。

死ぬ時に、この世界にわずかな時間、限られた範囲だけでも良い影響を与えたんだと
実感できるような人生を送ること。

この世界が非可逆なエントロピー増大の法則に従うとするならば、
生きた証を残すとは、エントロピーを下げる仕事量を増やすことだと言い換えることもできる。

そのための一つの手段として、自らの仕事に熱量を持って取り組める人を増やし、
そんな働くかっこいい大人達同士の結びつきが強いチームやコミュニティを増やす。

だから、今追いかけているGoalは、
メンバーの可能性を最大限引き出してインビジョンのビジョンを実現させること。

日本の1人当たりGDPは約400万円。
世界一はルクセンブルクの1000万、2位はスイスの800万
一方で日本の労働人口は総人口の約半分の6000万人
だから、労働人口に対する付加価値の総額は約800万。
労働人口のうち、自営業が11%、経営者が5%、80%以上が会社員
その人たちに対して、インビジョンが行う採用マーケティング事業を通じて何ができるのか?
転職する人は毎年300-350万人
そのうち広告を使う人は200万人
仮に、その中の1万人の雇用をインビジョンが生み出したとすると
そこから生み出される付加価値は、
1万人×800万=800億は日本に貢献したって言えるかな?

インビジョンが目指すもの

「働くカッコイイ大人を増やす」

このビジョンが達成できたらどんな世界になるだろう?

ある調査によると、やりたい事とやりたくない事の生産性の差は756倍もあるらしい。
それなのに、日本で仕事を楽しいと感じている大人は
わずか15%程度しかいない
つまり、働く大人の約8割、4000万人は仕事を楽しんでいないことになる。
もし、この人達全員がやりたい仕事に就き、仕事を楽しめるようになったら…
4000万人×GDP800万円×生産性756倍=2500兆
GDP比で今の5倍、日本は豊かになるかもしれない。

もし、世界中の人が楽しく働くことができるようになれば、
72億人のうち労働人口の半分だとすると、
36億×1人当たりのGDP100万円=3京6000兆
物質的にも、精神的にも、もっと豊かな世界になるかも。

そんな未来を目指して、自分自身も楽しみながら仕事していこう。


ももたろう お腰につけた きびだんご
団子じゃなくて ビジョンに共感

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