たかが求人原稿、されど人生の分岐点。

ゴールデンウィーク、久しぶりに地元・岡山に帰省。大歓迎されるかと思いきや、「中目黒」「恵比寿」など、the東京を感じさせるワードを口にするたびに、「都会ぶるな」と総ツッコミをくらいました。そんなつもり、全然ないんじゃけど…。上京5ヶ月目。4月からライターになり、退屈する暇もない山口です。

初の東京行き片道切符

帰省中、友人と瀬戸内海へドライブに。窓全開で、瀬戸大橋眺めて、浜辺にも降りて。控えめに言って最高。仕事の話になった時、突然言われた言葉。

「やまぐち、インビジョンしか見えてなかったじゃろ笑」

応募まで、ためらい続けた3〜4か月。だから、びっくり。めちゃくちゃ迷ってるつもりだったのに、周りから見たらインビジョン一択に見えてたらしい。「内定が欲しいとかじゃない。会ってみたい。この人たちの言葉を浴びてみたい。」ご機嫌に語ってる私を見て、ワンチャンほんとに東京行くかもと思っていたそう。

私を動かしたもの。それは求人原稿で出会った『100億より100年続く、粋なチームの生き様を届ける』という言葉。

忘れようとしても戻ってきた 

子どもの頃からドラマや本の中のイキイキと働く大人に憧れて、楽しく働く人を探してたけど、自分も気づけばお疲れモード。ふてくされたまま看護師に。いじけた看護師がたどり着いたのは本の世界。そこにある人生や考えが新鮮で。言葉の妙に惹かれていった。

そんな時、Wantedlyの求人原稿で出会ったインビジョン。『100年先に継承する、粋なチームの生き様を届ける』 『働く幸せを感じる、かっこいい大人を増やす』

普段なら勢いよくスクロールされていく文字たちが、画面に留まる。「粋な」の意味をググる。『さっぱりした気立て、色気もただよう』。「働く幸せ」ってドンピシャ。

好きな地元を離れる気は全くなくて。忘れようとしたけど、気づけば中目黒のチームに思いを巡らせている。求人原稿の言葉が記憶のフックに。

この応募ボタンを押したら、ついに自分が探し続けた、イキイキと働く大人たちがいる世界線に繋がるのかも。我慢できなくなって、応募ボタンを押しちゃった。(詳細はこちら

これが今への分岐点。求人を見る人は人生を変えたくてスクロールしてたりして。そう考えると求人原稿は誰かの人生を動かすのかも。

宿ってますか?パンチライン

なんて偉そうに語ってますが。入社後、最初に任された「営業の求人原稿を書いてみよう」でフリーズ。

……書けれん。営業って、そもそも何しとるん?

岡山からはるばる中目黒まで来た理由は「粋なチームの生き様を届ける」という言葉を受け取ったから。なのに、いざ書く側になったら、沸騰屋・盃屋(営業チーム)のことが全然分からない。知らないと書けない。そもそも知ろうとすらしていなかったのか…。

その日から隙を見て沸騰屋・盃屋の観察開始。ランチ、コンビニまでの散歩、帰り道。営業メンバーがいたら、とにかく色々聞いてみた。作った商談資料を見せてもらったり、営業の島(デスク)を偵察したり。ホワイトボードに書き乱れた数字、机の上にはびっしり文字の詰まったメモ。

目的は?何に困ってる?解決するには?howとwhatが行き来して、戦略が何パターンも書かれてる。A4の裏紙いっぱいに試行錯誤の跡。(チラ見してました、ごめんなさい。)

よーく見てみて、初めて知った。営業の仕事は商品を売るだけだと思ってたけど、お客さんの未来を自分ごとみたいに考え、「なんとかしたい」を一緒に背負って採用戦略を考えてる。だから「この人たちとやってみたい」と思ってもらえるのか。その先には、就職や転職という転機を迎える人がいて、探し求めていた求職者に出会えて安堵する企業がいるのかも。インビジョンの営業はこうやって誰かの心を動かしていたのか。……かっこよ。

知ると、自分ごとになる。自分ごとになると、どうしても伝えたくなる。
自分が心打たれたシーンを書けば、誰かの心を掴む最高のパンチラインになるのかも…?

ほっとかないし、ほっとけない

本当に思っていることじゃないと、誰の心にも届かない。辿り着いたのは「日常を加工せず、そのまま出す」求人原稿。

作り手になって初めて気づいた。書き手の自分が「書きたい!伝えたい!」と思ってないと、届くものも届かない。綺麗に整えられた言葉より、日常に潜む生きてる言葉で綴る方が、ずっとリアルで生々しい。そんな血の通った言葉は、誰かの人生を動かしていく。

言葉一つで人生が変わった私にとって、給与や待遇などの好条件だけが並ぶ原稿は、ちょっとむなしい。そして、自ら原稿を書くようになった私にとって、満員電車の中で勢いよくスクロールされて終わる原稿は、ちょっと悔しい。

もったいない。

出会いのきっかけである求人原稿は、タッチポイント最前線。だからこそ、思わずスクロールする手が止まる、心を掴むパンチラインを宿したい。

そんな求人原稿、そんなチームは、求職者がほっとかないし、ほっとけない。

この記事を書いた人

山口 帆乃夏

鼓舞屋/カスタマーサクセス

山口 帆乃夏