【鼓舞屋紹介】同じミッションを本気でやりたい人との出会いを作る

出汁屋の田野です。
4月から、新卒7年目にして初めて自社の人事的な動きをするようになり、改めて自分がインビジョンで働く理由を思い返すことが多くなりました。でもどれだけ考えても、同じとこに行き着くんですよね。そして同じことを考えているチームメイトがいるから7年間働き続けているんだよな…と浸りがちな日々を送っています。
さて、自社だけじゃなく、世の中にそんな出会いを増やすのが我らがカスタマーサクセスチーム「鼓舞屋」。私自身もここ数年、鼓舞屋メンバーとしてお客さんの採用広報に伴走していました。この4月からは自社の採用広報を担当しているのですが、対象が自社なだけで動き方は鼓舞屋とほぼ同じだな〜と実感しています。初めて自社のチーム作りに向き合いながら求職者の方と接する中で日々感じるのは「世の中の人事ってこんな気持ちだったのか!」。そんな人事目線での気づきも踏まえながら、鼓舞屋のミッションがどんなものなのか?約2ヶ月半、自社採用と向き合っての気づきを踏まえてお伝えします。
求職者との出会いの場に身体ごと突っ込んでみた

4月、育休中だった戦略人事役員の智菜さんが復帰。ママになった智菜さんの「いいチームを作りたい」という火種は、健在どころかパワーアップしていた。そんな智菜さんから共有された今年度の採用目標は「7月までに営業4人、鼓舞屋1人、新卒1人」。でも本当に大事なのは数じゃない。心の底から仲間になりたい人と出会うために仕掛けていくぞと気合いを入れた最中、ずーっと掲載していた求人原稿に応募が6件!
どんなコンテンツを見て、どんなことを感じて応募しようと思ってくれたんだろう?直接面談で聞いてみることになった。今までさんざん企業の求人を作ってきたものの、求職者との出会いの場に身体ごと突っ込むのは初めてだ。緊張とワクワクを胸に、これから仲間になるかもしれない求職者と初対面。応募者6名中5人と連続でお話しした後、私は心底がっかりしてしまった。「自分の人生、自分次第だ!」という意図を込めてアウトプットしていた言葉たちが、求職者の人たちに「なんか自由で面白そう」「ここに入ったら成長できそう」という甘々な印象を与えてしまっている。なんて心外なんだ。何がそうさせているのか、智菜さんと作戦会議をすることに。
大事なのは、やりたいことが一緒かどうか

智菜さんとランチしながら、昨日の面談を振り返る。面談した人たちにもそれなりに”火種”はあった。ただその方向性が、自分自身の働き方やキャリアの築き方に向きすぎているように感じた。シゴトや会社と通して、何をやりたいのかが見えなかった。私たちがインビジョンに応募した時のことを思い返してみた。二人して、入社前に一番惹かれたワードは「売上100億よりも100年続く会社。そして今年、新しくなったコーポレートサイトのトップに掲げたミッションは「100年先まで承継する、粋なチームを育てる」。結局10年近くたった今も、言ってることは全く変わらない。それどころか、事業戦略も顧客戦略も、着実に一本軸になっている。会社って、本来同じことをやりたい人が集うチームなのだろう。このミッションを強烈にやりたいと思えるのってどんな生き方してきた人なんだろう?自分たちを材料に、これまでの人生で心が震えたことを智菜さんとブレストしながら採用ペルソナ設計(一緒に働きたい人物像)を見直した。脈々続く何らかのカルチャーに身体ごと突っ込んで、成り立ちから強烈にリスペクトした原体験がある人じゃないと、そもそもこのミッションにピンと来ないのかもしれない。うわー、そんな人、超会いたい。営業ペルソナ脈々粋てる&CSペルソナ脈々こと子、(2人まとめて脈々さん)誕生。
脈々さんの心を動かす企画の着想

改めて原稿を見直してみる。思った以上に「100年先まで承継する、粋なチームを育てる」というミッションやそれをどんな風に実践しているかに触れていなかった。いや、これまでも生々しい社内の具体的なエピソードで表そうとはしていたものの、その価値まで伝えきれずに「なんか面白そう」という印象を与えてしまっていたのだろう。
腹が決まった。もう脈々さんの心が動く採用コンテンツ企画しか出さない。見つけてもらう工夫が必要。ただ、一般的に人気になるための打ち出しでは出会えないことは、もうわかっている。そんなジレンマをChatGPTに相談し、脈々さんと出会うための企画の着想を表にした。私たちが出会いたい脈々さんは、きっと上の表の右側だ。
そんな中、広報戦略会議でインビジョンの法人格についてブレスト。「インビジョンの人との関わり方って、親切心じゃなくて好奇心ってことですかね。」「めちゃめちゃそうですね。私たちが言う”100年”ってきっと、目的というより結果。好奇心のままに仕事を面白がって、結果それが誰かのためになり続けていないと絶対に100年も残らない。」はー。ミッションと志の解像度が上がって大歓喜。もう、求人原稿の軸は「”100年先まで承継する、粋なチームを育てる”ってどういうこと?」一択でいこう。よし、脈々さんに「あー、自分がやりたいのってこういうことだわー」と伝わるコンテンツを作ろう。具体的にどうやっているのか、社内の会話やお客さんとのエピソードを生々しく求人原稿や広報記事にする作戦開始。
脈々さん、いた。

さっきの「企画の着想」を品質基準に、ミッションど真ん中な求人原稿を週1でアップ。意外にも、すぐに反応があった。原稿を見直した翌週、学生からの応募が1件。プロフィールを確認してみる。「ゆくゆくは100年続く家業の事業承継を考えていて、そのためにビジネスを浴びたい」キタ!!!ど真ん中!!!多分だけど、ちゃーんと読んでくれたんだろうな。面談設定の返信が帰ってくるか、面談に現れてくれるか、ずっとドキドキ。
そして待ちに待った面談。開始5分、智菜さん号泣。まさに100年目の老舗企業を経営するおじいちゃんから浴びてきたという価値観は、インビジョンそのものだった。「大事なのは売上よりも価値観ですよね」「いい会社を守っていきたい」・・・大事にしてきたことを同じように受け取ってくれる人と出会えると、こんなに嬉しいんだな。・・・いい風が吹いてきた。が採用達成までの道のりはまだまだ。「100年先まで承継する、粋なチーム」づくり、つづく。
超温速でお客さんの採用成功を実現する

これが鼓舞屋のミッション。ですが、採用成功はゴールではありません。私たちの仕事の本質は、同じミッションを本気でやりたいと心から想い、独自のカルチャーに惹かれる人同士の出会いを作ること。そんな本質的な人のつながりを脈々と承継していくことが、強固な採用だと思うんです。求職者との出会いの場に身体ごと突っ込んで、酸いも甘いも体感しての気づきです。企業の経営陣と密に対話し、ミッションやカルチャーにドップリ浸かりながら、心が動いたことをコンテンツにする。そうやってお客さんのチームづくりに伴走するのが鼓舞屋です。鼓舞屋が生み出すのは、その起点としてのコンテンツ。もちろんそれにはHR市場の知識や求人メディアの数値分析が必要不可欠。でも大事なのは、コンテンツの作り手である自らがどれだけ楽しめるか。そしてどうやったらその感情をいいコンテンツに昇華できるか試行錯誤できるか。100年先まで承継する粋なチームの想いをカタチにする企画制作がやってみたい方、こちらからご応募お待ちしてます!
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