日本企業の経営哲学・原体験を届けるメディア「むかしむかしのことじゃった」をローンチ。
「企業や地域のおダシ屋」という企業コンセプトのもと、東京・中目黒でHR事業を営むインビジョン株式会社。2020年より地方新聞社と業務提携。組織の「ど真ん中」にある想いや自然体の魅力を「おダシ」と呼び、組織内外へ育てて届けることで本質的な人のつながりを生むことを価値とし、全国の老舗企業を中心に採用活動・組織開発に伴走している。2025年10月、日本企業の浪漫紀行「むかしむかしのことじゃった」をローンチ。
「むかしむかしのことじゃった」とは

コンセプトは「日本企業の浪漫紀行」。学生世代を中心に、生きた教養に出会いたい人々に向け、チームで働くことへの好奇心を掻き立てるような日本企業のロマンをドラマチックに伝えるメディア。取材対象は好奇心と利他の精神を合わせ持ち、個人ではなくチームで仕事に宿す創業者・事業承継者。彼らの原体験や哲学、仕事へのこだわり、どのように難所を越え、世の中にどのように役に立っていきたいか、生々しいストーリーを密着取材し、記事化する。
日本の採用課題
日本全国で若者の地方離れが問題視されて久しい。「進学後に県外就職する」「地元での就職・キャリア先が見つからず都心部へ出る」といった動きが目立ち、大卒・大学卒業前後の 20〜29歳 世代の転出超過は進む一途。一方、地域の特性を生かし発展してきた創業100年、200年の老舗企業数が世界一多いという事実もある。だからこそ、従来の求人広告発信だけでなく、地場産業で意思をもって働く仕事の醍醐味を体感する場づくりや情報発信が求められる。
今「むかしむかしのことじゃった」を立ち上げる理由

明治後期以前・創業100年以上の国内企業は2万6114社。現在日本にある企業の0.6%、150社に1社が100年企業だ。江戸後期以前・創業200年以上の国内企業は1191社。世界の創業200年以上のうち、50%以上の企業が、ここ日本に存在する。
しかし今、特に地方企業を中心に、事業継続の危機に瀕している。根本思想に共鳴した後継ぎ人材が採用・育成できず、倒産か外資へのM&Aの道を辿ってしまう。
また2024年、日本で働く幸せを感じる大人の割合はたったの6%。
国際平均の23%を大きく下回る最低水準、2012年以降日本のみがほぼ横ばい。

合理性重視、利己に寄ったコンテンツが溢れる現代。その結果、脈々続くこだわりが生きる仕事、利他の精神、チーム力が薄まっていくことは、日本の資産の損失と言える。
しかしインビジョンは、HR業界歴18年のなかで、感じてきた。企業が存続していくど真ん中にあるのは、いつも決まって、先代から後継者へ受け継がれる想い。そんなチームの魅力を学生世代に知ってもらうことが、チームで働くことへの知的好奇心を借りたて、日本のチーム力を甦らせることにつながると考えている。
この記事を書いた人

出汁屋/広報
田野 百萌佳
ルーツを探り、五感と語感で表現するライター。炭都・福岡田川を脱出し首都・東京渋谷でザ・文系大学生活を謳歌。カッコつけずナチュラルに企業の想いをカタチにする仕事を探し求めインビジョンに新卒入社。求人原稿、採用広報記事、ブランドストーリー、コピーライティング...いろんな言葉を練っています。特技は妄想。



