言葉との出会いに救われた話。
新年一発目の広報mtg、そしてインビジョンの2026年営業開始日、心機一転、清々しい午前11時、澄んだ陽の光と薄いオレンジ色の灯がふんわりとメンバーを包み込む会議室。
インビジョンにジョインして気づいたら4か月目、2026年のスタートに心が高鳴った。
「新年という節目で出社しない人がいるのはなぜだろう。」
「最近挨拶をしっかりする人減ったよね。」
「お墓参りに行かない人も昔より増えたんじゃない?」
誠吾さんやちなさんがふと発した疑問が僕が新しい言葉と価値観に出会ったきっかけだった。
誠吾さんとちなさんはニコニコしていながらも、少し眉を寄せていたように見えた。
正直最初は「最近の若者は、、、」のような、説教めいた愚痴をこぼしているのかと受け取ってしまった自分がいた。
自分も若者だからこそ正直顔が固まってしまった。
でも、やっぱり「大事なことは直火で話せ」と行動指針にあるように、節目での面と面で向かっての挨拶・心のこもった礼儀などは古くから日本人が大切にしてきた(当たり前であった)価値観だよね。
僕らにとって当たり前の価値観

SNSが普及し、インターネットという仮想の空間を通じてのコミュニケーション手法が出現したり、現代の世の中は考えられないほどさらに便利になった。
「現代人が1日に受け取る情報の量は平安時代の人の一生分、江戸時代の人の1年分にも上る。」
これはちなさんが静岡HRサミットというイベントでおっしゃっていたし、インビジョンに入ってから何度も聞いてきた象徴的な言葉。
このような技術の進歩・グローバル化・多様な価値観の流入によって、僕たちの周りのコト・モノは経済的・文化的に合理化や効率化の方向に向かっていく。
例えば、これらは、リモートワーク・オンライン会議・セルフレジ・ショート動画の文化(インビジョンのショート動画はぜひご覧ください)・キャッシュレス決済といった本当に身近な現象の中に現れている。
そして、このような世間の情勢に僕たちは必ず影響される。
例えば、気づいたら判断軸が「自分にとってそれは得なのか」「その行動に意味はあるのか」になってしまうといった僕たち若者の特有の意識。
僕自身も年中行事・冠婚葬祭といった行事や礼儀を「やる理由」、つまり本質を深く考えないまま、日々を過ごしてきた。
挨拶の声が小さい、年賀状を送らない、家族で墓参りに行かない、地域でお祭りをやると、うるさいと苦情が飛んできて規模が縮小されていく。
こんな話を昔より多く聞くようになった。
僕たちは気付かないうちに、様々なコト、モノを有用なのか無用なのかという軸のみで判断し、奥深くに宿っている潜在的な価値を見失っていたのかもしれない。
僕に足りなかったものってなんだろう。
僕に足りなかったものとはなんだったのだろうと立ち止まった。
僕は今20歳、つい最近ビールを飲み、セブンスターを嗜み始めた。自分で言うのも恥ずかしいが、Z世代のど真ん中を生きてきたTHE若者である。
ならば、自分が生きるはるかむかしむかしの人々たちにはどのような価値観・性質がメジャーであったのだろうか。
「見つけたぞ」
答えは思ったよりも随分早く辿り着いた。
”江戸っ子気質”
会議中、ふとこの言葉が頭に降ってきた。
すぐに頭の中が”江戸っ子”という言葉で満たされるなんとも言えない感覚。
まだ完全に言語化できてはいなかったけど、輪郭のない何かが頭の中でポワポワ浮かんでいる感じだった。
「見つけたぞ」
多分あの時の僕は自然と口角が上がっていただろう。
高校・大学で日本史を誰よりも本気で学んできたため、この言葉へ無意識のうちに馴染みがあったのかもしれない。
早くこの言葉の意味を知りたくて会議中はずっとうずうずしていた。
終わるとすぐに自分のデスクにダッシュ。
タスクそっちのけで、気づいたらgoogleの検索には「江戸っ子気質」の文字が打ち込まれていた。
「江戸っ子気質」とは、江戸時代の人々、特に現在の下町あたりに住んでいた人々に代表される性格や気概を表した言葉である。
「江戸っ子気質」と聞いてあなたは何を思い浮かべるだろうか。
世間一般では、江戸っ子の気質に対して、”喧嘩っ早い、見栄っ張り、「宵越しの金は持たない」といったあまりいい印象はないようだ。
しかし、これらはあくまで世間一般の印象である。
もちろん、江戸っ子にはポジティブなイメージもある。
僕が特に惹かれた江戸っ子の性質を以下にあげてみることにしよう。
・僕が特に惹かれた「江戸っ子気質」の定義
| 1,さっぱりしている ┗悩みや失敗、損得をいつまでも引きづらない。 |
| 2,”粋”を重んじる ┗ここでの”粋”とは、静かな色気、知性があることを指すようだが、野暮な自慢をせず、品がある上で分かる人には分かる振る舞いを大切にする。困った人にそっと手を差し伸べる。(江戸時代には当たり前だった「傘かしげ」の文化) |
| 3,義理人情を欠かさない ┗恩を返す、困ってる人を放っておかない(インビジョンが大切にしている人と人との本質的な関係)面と面でのコミュニケーション(直火)心のこもった礼儀、挨拶の徹底、忠恕 |
| 4,見栄を張るが、他人に迷惑はかけない ┗自分の美学は貫くが、それを他人に強要しない。 |
| 5,金や成功に執着しすぎない ┗豊かさを量ではなく、どれほど”粋”かで測る。役に立たないものを愛する余裕(無駄話、しきたり、お祭りなど) |
| 6,歯切れが良い ┗グチグチ物事を言わない |
「いやー、かっけえ!」
まとめて改めて見返すと本当にかっこいい。男の中の男って感じがする。
働くかっこいい大人になりたい
”江戸っ子の気質”ってインビジョンが世の中に増やしたい”働くかっこいい大人”の像と似ているじゃん。
午後8時、青白い街灯に照らされた家の近くのコンビニで、インターンや新入社員の日報である茶豆日誌を書きながら感じた。
納得感と何かをつかんだ感じ、何か腹落ちする感じがして、純粋に嬉しかった。
また、1つインビジョンに入ってから大切なことを学んだ気がする。
しかも、今度は誰かからではなく、自分の手で。
そもそも「江戸っ子」という言葉を通じ、僕らの世の中のモノ・コトに対する価値観を改めて見つめ直せたし、感謝の気持ちも溢れてきた。
言葉との出会いって素敵だな。
改めて「江戸っ子」という言葉との出会いに感謝。
まずは、誰よりも大きな声で自分から挨拶をやってみよう。そして、この気質を完全には身につけられなくとも、頭の片隅においていたい。
▼インビジョンのコンテンツ、良ければ巡ってみてください。
https://www.invision-inc.jp/media/



