メンバー

おりこうさんの厚塗りはもういらない!すっぴんで勝負をかける大人女子
インビジョン入社前の経歴
おりこうさん
気づけば「お利口さん」枠にいた。
大人が何を望んでいるか、どう振舞えば喜ばれるか、とにかく物わかりのよい子どもだった。
友達の親からも信頼されていて、ちょっと背伸びした遊びをするような時にも「ひでちゃんと一緒なら安心」とかよく言われていた。
でも、決してあれは自然なものではかった。かといって、演じていたつもりはない。
私が7歳になったばかりの冬の日、私たちが乗った車が離れていくのをじっと見つめるトレンチコートの父。
離婚が何かは分からないけど、でも、もうお父さんに会えないんだということは知っていて、悲しいはずなのになぜか車内で家族に楽しい話題をふる私。
もうあれから何十年も経っているのにまだ記憶に残る。
負の感情を回避するクセがついた。それがお利口さん行動につながったのだと思っている。
相手を失望させるのが怖かったのか、それで自分が傷つきたくなかったのか、この頃から大人にほめられるような行動が増えた。
先生からは優等生の太鼓判 → 友達からの信頼も篤くみんなのリーダー → 初めて入った会社では異例の昇進スピード
でも、勤続18年頃、同じくキャリアを積み重ねた同世代と会話をする中で気づいた。
私にはみんなのような「自分の意見」がない、と・
他人に望まれる行動しかしない私には自分の考えがない。
私は何と中身がスカッスカなんだろうとがっかりした。結局、避けていた負の感情が舞い戻ってきた。
20年勤務した会社を辞め、それをもって「リセット」とした。
あれから自分の感情に向き合おうとしている。まだ素直ではないかもしれない。
でも、楽しいことも悲しいことも感情を爆発させながら育つわが子を見ていると、人間とはそういうものだと納得できる。
残りの人生は「自分」というものに丁寧に取り組みたい。
インビジョンに入社した理由
「私だからこそ」の目標に出会えた
かつて教員を目指していた私。2社目は教育機関。
「大学入試の先の未来」について考える機会が頻繁にある中で、当然、自分の過去も振り返る。
「私の人生の目標って何だったんだろう」と。
これまでも求められることに対して成果を残してきたが、それは「目指すもの」ではなかった。だって自分の心が入っていなかったから。
私は人生をどう進めたいんだろう。
当時、同じ職場にキャリアコンサルタントがいて、そんな自分の脳内をアウトプットしていたらインビジョンを紹介された。
インビジョンの会議室で誠吾さんから聞かれた。
「お子さんに自分のことをどう思ってもらいたいですか?」
あぁ、そうか。大人に認められる自分より、わが子に認められる自分でありたい。それが目指すものなのかもしれない。
わが子が人生に悩んだ時、うちのかあさんならどうするだろう?と思ってくれるようなそんな人間でありたい。
インビジョンの「働くかっこいい大人」もきっとそういうことなんだと解釈した。
私は氷河期世代。とにかく就職できればどこでもいい!という具合に仕事を始めた同世代は多い。
その時点で目標の据え方が違っていたから方向性を見失い、人生にぼんやりしている、そんな人もまた多い。
私の気づきはそんな人の一助になれるかもしれない。
それがインビジョン入社へのきっかけ。
働くかっこいい大人を増やす仕事をしたい!との想いはこの時から今まで一貫している。
入社後の光と影
しなければいけないということはない
インビジョンでは誰かの至らぬ点に対して「ダメ」という表現を使わない。
「伸びしろ」と言う。
ここ最近、あちこちでよく使われるようになった言葉であるものの、それまでの私は特に気に留めていなかった。
ダメなものはダメ、至らぬなんて怠惰だ、ぐらいに思っていたから。
おりこうさんの数十年を送ってきた私の思考回路には
「ちゃんとしなければいけない」という強迫がこびりついていた。
初めて取り組む業務ではミスが発生することもあるが、私にはその強迫が邪魔をして、ミスを受け入れる心的余裕がなかった。
智菜さんに相談すると「それは伸びしろですよ」と言ってくれた。
そこで初めて脳内にインプットされた「伸びしろ」。
ものすごく前向きな言葉だと思う。
今は至っていなくても、こうありたい姿につなげるための成長目標。
そう理解すると、自然と自分のイマイチなところをじっくり客観視できるようになった。
~しなければいけないということはない。
目標への道のりは人さまざま。
私はデコボコ道を選び、都度、舗装しながら目標へ向かっていこう。
エネルギーの源泉
人生の最期、笑いながら迎えたい
結局のところ、今、幸せならよい。
失敗や後悔は振り返ってこそ次の価値へつながる。
ひょっとしたら、私はバックトゥザフューチャーの世界で暮らしているのかもしれない、とたまに思う。
未来から今に戻って未来を変えようとしている、それが今の私の行動指針の根っこ。
私は100歳以上まで生きるつもりでいる。
まだ人生半分にもなっていないんだから、最期の瞬間まで充分に時間がある。
「あー楽しかった」と笑って安らかに眠りたい。
心が動くモノ・コト108
- わが子(めっちゃいいやつ)
- わが子のにおい(そろそろ臭いけど、でも好き)
- 「ねぇねぇ、ママ」というわが子の呼びかけ(何か新しい彼を教えてくれる)
- 目が合った時のわが子の笑顔(幸せの源)
- わが子のイラスト、作り出すキャラクター
- あるテーマについて家族で語り合う時間
- It means your future hasn’t been written yet. No one’s has. Your future is whatever you make it. byドク(バックトゥザフューチャーⅢ)
- 「後悔をもって未来からもどってきた」という考え方(自分を駆りたてる源)
- 私の人生は楽しくなかった。だから私は人生を創造したのだ。byココ・シャネル
- 本は小さな世界を大きくしてくれる byベル/美女と野獣(本当、そのとおり)
- 大型の本屋さんで興味の赴くまま本を手にとる時間(自分の新しい興味を発見できる)
- 宗教建築:法隆寺の伽藍、東大寺の南大門、サグラダファミリア…(心と技術と芸術の融合)
- 宗教美術:特に彫刻、仏教美術なら弥勒菩薩半跏思惟像、阿修羅像(美の極み)
- お寺にしみついたお線香の香り(とにかく落ち着く)
- 墨の香り(とにかく落ち着く、ノスタルジー)
- 雨が降りそうな匂い(癒し)
- ウッド系の香水、香るもの
- とはいえ、ベースは関係なく新しい香りを探すこと、出会った瞬間のときめき
- カエルの声しか聞こえない新潟の夏の夜(ノスタルジー)
- 青空 × 満開の桜 × ところせましとぎゅうぎゅうに咲いている菜の花 × ビールというカルテット
- 水のある場所(癒し)
- 金曜日の夜(解放)
- コーヒー味の食べ物(絶対に買ってしまう)
- お母さんの煮る粒あん(ノスタルジー)
- お母さんと二人きりの茶席
- 生菓子
- 和装のおしゃれ
- 昼間飲むビール
- 21時に飲むウォッカ
- アールヌーボー(自然美/ガレ、ミュシャ、銘仙もその一つだと私は思う)
- アラビックミュージック(無条件に気分があがる、タラブッカならなおよし)
- マスカレード/オペラ座の怪人(無条件に気分があがる、活力)
- ワンデイモア/レ・ミゼラブル(無条件に気分があがる、活力)
- モディリアーニ(完全に、映画:モンパルナスの灯に感化されている)
- 三島由紀夫(耽美)
- 遠藤周作(問い)
- ラブソング/香港映画(選択した人生こそわが人生、絆は心の中に)
- ライムライト/チャプリン映画(父の想い出)
- 富士山が見える瞬間(DNAに刷り込まれた喜び)
- 藤子・F・不二雄の世界
- さくらももこの世界
- 感覚で収納したのにシンデレラフィットしたあの瞬間
- アジア一人旅
- 柴犬(犬全般ではなく柴犬限定)
- 爬虫類
- 爬虫類系男子(と私は呼ぶ)
- └マッツ・ミケルセン
- └ダニエル・グレイグ
- └ジョン・ボンジョビ
- └稲葉浩志
- └尾崎豊
- └若かりし頃の沢田研二
- まじめな話をしているときの志村けん
- と、言っておきながらひとみばあさん
- オパール
- ヴィンテージジュエリー
- グレーとボルドーの組み合わせが絶妙に上品なクラシカルファッション
- 顔の立体が美しいワントーンメイク
- 塩コショウだけで味付けをしたステーキ肉を絶妙なミディアムレアで焼くこと、成功したと認識できる一口目の瞬間
- ハラミ+キムチ+ほくほくになったにんにくのホイル焼きをサンチュに巻いて食べる
- お肉屋さんのミートコロッケ
- ハニーマスタードとかヤンニョムとか旨辛や甘辛
- 固形せっけんでとにかくきめの細かいふっくらした泡を手だけでつくる過程
- 未完成であること、未完成であるもの
- ただ走っているだけで楽しくなってキャーキャー喜んでいるこどもたちの声
- 2-3歳の頃、まだ字は読めないのにセリフを覚えているから自分で自分に紙芝居を読んでいた我が子とその動画
- 帰省時恒例、トランプで盛り上がる岡山の時間
- もう食べられない、おばあちゃんの作った味噌でにぎったおにぎり
- 休日にやりたかった勉強、家事、趣味を全てやりきることができた時
- 駄菓子ではなく昔からあるお菓子(ゼリービーンズとかボーロとかシンプルなビスケットとか)
- 映画007(全25作、オープニング観ただけでタイトル言える)
- セサミ・ストリートの世界
- 飛鳥時代
- 旅先のスーパーマーケット
- Fuckin' Perfect - P!NK
- 入力しているこの108個の分類をしたくなっている私(これを除くと107個じゃん、と自分でつっこんでいる私)
- Cell Block Tango(CHICAGO)
- 月光 第三楽章
- ラ・カンパネラ