その採用動画、効果は出てますか?中小企業の採用動画活用のポイント

経営・ブランディングコラム
2023/9/7
経営・ブランディングコラム
2023/9/7

 

インビジョンCCO石井です。今日は、採用動画についてのコラムを書いてみます。

「最近の若い人は動画をよく見ている。」
「動画は文字の5000倍の情報量がある」
「○○という会社の採用動画がバズって応募が殺到している」

といった話を聞いて、自社でもかっこいい採用動画をつくってみた、あるいはこれから作ろうと考えている会社さんは多いのではないでしょうか?(いや、まあ若い人だけじゃなく皆見ますけどね。)ただ、その採用動画、効果出てますか?動画を見ている、という話はたまに聞くし、まあ効果ないことはないんじゃないかな。。という会社さんはぜひ本日のコラムを読んでみてください。

 

動画でやってしまいがちなアレやコレ

実はですね、インビジョンでも10年くらい前から様々な動画を作っては消して、を繰り返してきました。某CHROが入社1年目に三分クッキングのパロディとしてアップしていた動画は、黒歴史としてインビジョンの全サーバーから完全消去されています。結局、「誰向けに何を伝えたいのだろう?」のがわからない動画は見てもらえないですし、運良く見てもらえたとしても「時間返せコノヤロウ」という、かえって悪い印象を与えてしまいかねません。

しかし、一方で動画は使い方によって採用にとても大きなインパクトを残すことができます。文字では伝えるのが難しい社風や文化も、動画であれば表現しやすいでしょう。ブランディングや広報などにも貢献できる可能性もあります。それでは、動画を採用に効果的に取り入れるためには、どうすれば良いのでしょうか?

よくやってしまいがちな(そしてインビジョンもやってしまっていた)間違いは、他社のマネをすることです。厳しい現実をお伝えすると、そもそもほとんどの人は御社の動画を見ません。だから、動画を見てくれた方からの応募が増えるのでは、といった甘い期待は捨てましょう。

そしてもうひとつ、中小企業が大手のマネをしたカッコイイ動画をつくろうとしても、予算的にもクオリティ的にも勝つのは難しいです。だからといって、TikTok等でバズっている人気の動画をマネして投稿しても、多分結果は変わらないでしょう。

じゃあどうすれば良いか?というと、

「採用動画に”自社らしさ”を込めましょう!」

って、言われてもピンと来ない方も多いかもしれませんので、インビジョンの採用動画をご紹介させていただきます。

 

インビジョンの動画コンテンツをご紹介

▼インビジョンー道案内動画

主に来社されるお客様や候補者の方に向けて、中目黒駅からオフィスまでの道案内をおこなう動画です。

 

▼インビジョンー会社説明会動画

コロナ中説明会ができなかった時に、オンラインで好きな時に会社説明会を受けられるようにと作った動画です。

▼インビジョンーInstagram

https://www.instagram.com/invision_inc/

会社の日常をSNSのショート動画としてアップして広報もしていました。(今は採用と合わせてストップしています)

ご覧いただいておわかりの通り、キレイな動画、かっこいい動画を撮影する必要はありません。また、専用のカメラを用意する必要もありません。高い機材も不要、スマホだけで十分。普段のありのままを撮影して発信するだけでOKです。
少しこだわりたい方は、マイクくらいは別でつけた上で、企画や編集だけ外注するという方法もありかもしれません。ただ、今ではアプリや無料の編集ソフトも色々ありますので、自社で興味のあるメンバーに任せてしまっても良いかもしれません。

あと、これはちょっと裏技的な方法なんですけど、新卒採用をおこなっている会社さんであれば、動画編集スキルを持っている学生さんをインターンとして自社の広報をお任せするのもオススメです。未経験の求職者目線で知りたいところや会社の良いと感じた部分を、楽しみながら撮影して編集までやってもらうんです。(もちろん、時給はお支払いします)専門の業者さんにお任せするより、手作り感が出て自社らしさが伝わるものができるかもしれません。

それじゃ、早速ウチでも動画を採用に活用してみよう、と考えた時にやることを順番に確認していきましょう。

①どんな動画が必要か決める

インビジョンではこのステップを飛ばしてしまったため、「誰向けの何?」というのがよくわからない動画を量産してしまいました。採用に活かす、と言っても会社の理解を深めてもらうのか、興味を持ってもらいたいのか、仕事内容を理解してもらいたいのか、社風を伝えたいのか、採用の課題や目的によってどんな動画が必要か変わってきますよね。

 

②スケジュールを決めてどんどん撮影して撮りためる

次に、必要な動画を撮影していきます。あくまで、自社らしい動画をつくることが目的ですので、オススメの方法としては、業務中におじゃましてスマホでバシバシ撮影しくと◎です。もちろん、事前にある程度お伝えしておかないとドッキリになってしまいますが、あまり事前に構えずつくらず、自然体な姿を撮影できると自社らしさが伝わりやすくなります。

③編集だけはプロにお任せするのがオススメ

良い動画はたくさん撮影できたけど、なんか見づらい、もう少し整えたいな、という場合には、編集をプロの方にお任せすると良いかもしれません。インビジョンでも、お客さんに撮影いただいた動画の編集をお手伝いすることも結構あります。目的や構成をある程度指示いただければ、2,3分の短いものであれば5万円~お受けしています。

 

④動画の発信先を決める

せっかく良い動画ができたら、観てもらいたいですよね。youtubeにアップしておくと、採用ホームページに埋め込んだり、SNSで発信したり、メールやチャットで共有したり、色々と使い勝手が良いので、動画を使うのであればこの機会にyoutubeアカウントをつくっておくことをオススメします。Googleアカウントがあればスグに作れますよ。

 

⑤効果測定も忘れずに

動画を掲載したら、効果測定も忘れずにしたいですよね。youtubeにアップしたものであれば、再生回数や視聴時間がわかります。また、リンクを共有した場合にはクリック数などもわかります。説明会動画であればエントリー率、面接前に送るようの動画であれば来社率、内定後に見てもらう動画であれば内定承諾率などと合わせて検証しましょう。

 

自社の採用活動に動画を取り入れましょう!

自社らしい動画を見た方は採用に動画を上手く活用できるようになると、様々なメリットがあります。一番大きなメリットは、やはり見た方の入社意欲が上がることです。もちろん、そのためには自社らしさが感じられる内容であることが前提ですよ。興味を持って選考を受けようと考えている人が、その会社らしい動画を見たら、基本的に入社意欲が上がります。もし万が一入社意欲が下がってしまう人がいたら、その人はそもそも自社に合っていない可能性が高いので、結果オーライです。お互いにとってハッピーな結果になります。

動画のメリットをもうひとつだけお伝えすると、慣れてしまえば文字でアレコレ自社のことを伝えようとするより簡単であるということです。自社の経営理念や価値観、社風を文章で正確に伝えるのは、靴紐の結び方を口頭で伝えるのと同じくらい難しいです。なんとなく、単語のイメージに引っ張られて勝手に間違ったイメージを持たれてしまうこともあります。しかし、動画であれば細かなニュアンスやイメージを映像とともに伝えることができます。言葉選びにアレコレ頭を悩ませることもなくなり、ミスマッチも減ればとってもありがたいお話ですよね。

ということで、採用動画の活用について書いてみたんですが、せっかく自社らしい動画ができたのに、採用のためだに使うだけだともったいなくないですか?普段から自然と動画を撮りためる文化ができれば、採用以外にも様々な場面で使えます。ブランディングや組織の活性化など、自社ならではあの動画活用方法を考えてみましょう。

 

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