香らせていると好きな人が寄ってきてくれる、という話。

盃屋の中島です。

旅行に行く時って、ついいろいろ調べちゃいますよね。

「せっかくなら楽しい場所に行きたい」
「おいしいご飯が食べたい」
「いい感じの宿に泊まりたい」

せっかく時間とお金を使うなら、できるだけいい思い出にしたい。そんな気持ちから、気づけば何時間も調べていた、なんてこともあると思います。

そう考えると、人生の大きな転機でもある「転職」は、なおさらかもしれません。

実際、データを見ると、転職活動中(あるいは検討中)の人の6~9割が、企業のことを事前に調べているそうです。旅行の宿を選ぶ時と同じように、あるいはそれ以上に、自分がこれから時間を過ごす場所について、じっくり知ろうとしているんですね。

採用する側からしても、会社のことをよく調べて、自分なりに考えた上で応募してくれる人には、やっぱりうれしさがあります。自分の人生を大切にしているからこそ、働く場所もちゃんと選びたい。そんな姿勢が伝わってくる気がします。

一方で、少し気になるデータもあります。

求職者の多くが企業について「調べたい」と思っているのに対して、自社のリアルな魅力を伝える採用コンテンツを積極的に発信できている企業は、全体の4~6割ほど。

知りたい人はたくさんいるのに、知ってもらうための情報がまだまだ足りていない。そんなすれ違いが起きているのかもしれません。

「和室10畳、露天風呂あり、朝食付き」

求職者が知りたいのは、福利厚生やオフィスの綺麗さといった情報だけではなさそうです。

例えば、結婚10周年の記念旅行で泊まる宿を探しているとします。

ある旅館のホームページに、こんなことが書かれていました。

「和室10畳、露天風呂あり、朝食付き」

もちろん、必要な情報です。でも、これだけだと、その旅館ならではの魅力まではなかなか伝わってきません。

条件や予算が合えば選ぶかもしれないけれど、「ここに泊まってみたい!」という気持ちになるには、もうひとつ何かが欲しいところ。

これを求人情報に置き換えてみると、

「正社員、交通費全額支給、社保完備」

なんだか似ていますよね。

どちらも大切な情報だけれど、条件だけでは、その場所ならではの魅力は見えてきません。

では、さっきの旅館のホームページに、こんな言葉があったらどうでしょう。

「効率や流行は追いません。お二人と向き合うためだけに、私がこだわり抜いた空間です。」

ちょっと気になりませんか。

「どんな館長なんだろう?」「どんな時間が過ごせるんだろう?」と、旅館の向こう側にいる人や、その場所で過ごす時間まで想像が膨らみます。

条件だけでは見えてこなかった、オーナーの想いや考え方。その旅館ならではの「匂い」が、ふわっと香ってくる感じがします。

採用サイトも、きっと同じです。

給与や福利厚生といった条件はもちろん大切。でも、それだけでは伝わらない、その会社ならではの想いやスタンスもあるはず。

私たちはそれを、**「おダシ(らしさ)」**と呼んでいます。

会社の中にあるおダシが、採用サイトからも自然と香ってくる。そんな情報があるだけで、求職者がその会社に抱く印象も、少し変わってくるように思います。

伝えたい相手は「右上」の人

会社の想いや価値観を色濃く出すと、「合わない」と感じる人もいるかもしれません。

でも、それはそれでいいのかなと思っています。

誰にでも好かれようとするより、自分たちの価値観に共感してくれる人に見つけてもらえたらうれしい。

ちなみに、インビジョンが一緒に働きたいと思っているのは、下の図の右上にいるような人。

そんな人たちに見つけてもらえたらいいな、と思っています。

では、何を香らせたらいいのか。

私たちが大切にしているのは、**「自分たちが今、何にワクワクして仕事をしているか」**ということです。

実際に、そのワクワクを感じ取ってインビジョンにやってきてくれたメンバーがいます。

現在インターンとして挑戦している、**小山 笑璃(えみり)**です。

宮城から上京し、大学生活にどこか物足りなさを感じていた彼女は、「何かを頑張りたい」という気持ちでインターンを探していました。

でも、目にする求人は「スキルが身につく」「最強のガクチカ」といった言葉が多く、どれも似たように感じていたそうです。

そんな中で出会ったのが、インビジョンの求人でした。

『「いい仕事」に夢中でこだわり、脈々と継承するチームの物語』

『価値基準を共有しあいグルーヴする大人のチームは、めちゃくちゃ粋だ』

お世辞にも、一般的な求人の書き方とは言えないかもしれません(笑)。

でも、そこにはインビジョンが面白いと思っていることや、大切にしている価値観が、そのまま表れていました。

彼女はその言葉に触れて、「久しぶりに心が躍った」と感じ、自然と応募ボタンを押していたそうです。

面接でも、用意していた志望動機より、自分の本心から出てくる言葉が次々とあふれてきたのだとか。

インビジョンが面白いと思って発信していたことを、同じように面白がってくれる人がいた。

こういう出会いがあると、やっぱりうれしいものです。

※彼女がどんな想いで入社し、いまどんな壁にぶつかりながら成長しているのか。リアルなストーリーは、ぜひメンバー紹介ページを覗いてみてください!

伝えようとするんじゃなくて、伝わっちゃう

採用サイトって、会社概要や募集条件を載せるだけでは、ちょっともったいない気がしています。

その会社で働く人たちが、何を面白がっていて、どんなことに夢中になっているのか。

そんな日々の仕事の中にある想いや熱量まで伝わる場所だったら、もっといいなと思うんです。

そして、その想いに共感してくれる人と出会えたら、きっとお互いにとってうれしいことですよね。

だからこそ、まずは自分たちが仕事を面白がること。そして、その面白さを、自分たちの言葉で表現する。

それぞれの会社にしかない「おダシ」が、採用サイトからふわっと香ってくる。

これからの採用広報には、そんなことが大切になってくるんじゃないかなと思っています。

▼そんなインビジョンのコンテンツ、良ければ巡ってみてください。
https://www.invision-inc.jp/media/

この記事を書いた人

中島 健一

セールス
南国盃屋

中島 健一