メンバー

スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!

インビジョン入社前の経歴

世界はビビッドカラー!

#スキー
0歳の冬、ゲレンデデビュー。 父に背負われながら、滑ってる風。1歳で板を履いたけど、むずかしいことは出来ずとりあえず、ちょっかり。ストックをきゅっと脇に挟み、お尻をつきだして前屈みになる。「ゲレンデのみなさん、あたしに注目!」これみよがしに風を切る姿は、たぶんすごく子供っぽかった。小学生で出場した初レースは、ブービー。悔しいやら恥ずかしいやらでわんわん泣いた。世界はひろくってたのしいよね。

#登山
春休みはキツかった。3000m級、残雪の北アルプスは、アイゼンがないと進めないアイスバーンだらけ。滑落しないように家族3人で命綱を結んだりして。雷鳥やブロッケン現象に感動する余裕なんかなくて「あとどれくらい?」ってメソメソしながら登った。北アルプスは白馬岳・燕岳・常念山・西穂高岳・立山三山の縦走路。他にも尾瀬ヶ原の湿原、至仏山、日光白根山、谷川岳、富士山etc…6〜9歳の4年間で相当やっつけた。圧倒的なスケールの中で、極限を味わったな。両親はオーバーだって笑うけどね。

#ヨット
夏はなんといってもヨット。普段はレースに出る大人たちが、たまの娯楽で遠出してくれた。「ヨットは帆で進むだろ?風だよ。過酷なんだ。だから島に停泊する時、地元の漁師が快くもやいを受け取って岸に結んでくれる。自動のモーターボートとなっちゃ、そうはいかないぜ?」そんな自慢話がたのしい。戦力外の私は、ちょこんと船首に座るのがすきだった。潮風や波を全身で受ける感覚は、すごく特別感があって。イルカの群れ、キャビンのバース。妻達の待つハーバーに戻れば船上パーティー。ヨットマンの洒落た世界は、大人に憧れるきっかけだったかも。

#服
秋の装いは特にときめく。ブラックウォッチのワンピースにネイビーのKedsを履いて、ミントグリーンのベスパにまたがれば、いっちょあがり。父に連れられ紳士婦人服店「信濃屋」に着くと、エレベーターが開き、老紳士が現れた。場の空気を一瞬で凛とさせる品格に、圧倒されちゃった。お気に入りの格好も、途端にチープに思えたっけ。それが、白井俊夫さんとの出会い。子供ながらに紛れこんだ社交場で出会った穂積和夫さんは、スーツにコンバース。見た目も中身もとびきりチャーミング。自身の生き方を投影するように、好きなスタイルで歳を重ねるジャパニーズダンディーは、私のかっこいいど真ん中。

インビジョンに入社した理由

インサイドアウト

#商売と道徳は一体
生まれは横浜の工務店。もうすぐ創業100年。お祭りの日は、みんなお揃いの法被で神輿をかつぐ。上棟式の餅まきには、地域の子どもたちがきゃーきゃー集まった。拍子木を打って「火の用〜心!カンカンッ」と町中を回る大人たちの声も懐かしい。かつて会社の倉庫が大火事になったとき、祖父は「地域の方に迷惑がかかる!」と泣きながら火に飛びかかろうとしたという。その背中を見て、父は消防団に入ったらしい。愛される会社のふるまいをめいっぱい教えてもらった。繰り返し言われたのは、「地域や職人さんへの感謝を忘れないこと」。「ありがとう」の語源は「有り難し」。「当たり前のことなんて何一つない」と分かれば、感謝は自然と湧いてくる。企業理念は「感謝、努力、和」。やっと少し分かってきたかな。

#インサイドアウト
心に残ってる大人たちは、みんな好奇心に忠実。自分にとって大切なことをちゃんと分かってて、自然体で生きてる感じ。そんな人のまわりには、やっぱり同じようにかっこいい仲間が集まってた。濃い人のつながりは、内から外へと広がっていく。その感覚がずっと残ってる。だから私の会社探しのキーワードは、「インサイドアウト」だった。今でも大切にしてる。

#100億円より100年続く会社
エネルギー源が利他的な好奇心。そんなチームにはなかなか出会えなかった。「どうしたもんかなぁ」って刺激に飢えてたころにとうとう見つけた。求人サイトで目に飛び込んできたコピー「100億円より100年続く会社を作る」。浮利を追わず、濃いつながりを育ててく会社だって、直感した。履歴書に太字で書いた「インサイドアウト」。それに気づいた誠吾さんがグループワークの後呼び止めてくれた。初めて話したときは「やっと見つけた」って喜びでもう胸がいっぱい。うるうるして、何を話したかなんて全然覚えてない。10年以上たった今でも思う。誠吾さんほど自然体で無邪気な大人って、そうそういない。

入社後の光と影

下を向いていたら、虹を見つけることは出来ないよ

新卒入社4年目、26歳で取締役になった。周りの経営者からは「大丈夫か?」と心配された。当時の私は無知すぎて、何を心配されてるのかピンとこなかった。その意味をようやく理解したのは2年後のこと。振り返れば、あの体験は宝物になっている。ありのまま社内で語った日のことを、Kemiがコラムに残してくれていた。

▼一部引用
・・・己の力量を遠く上回る条件を自分にかけ、日に日に息継ぎを忘れていく。それが「誰も望んでいないただの自己犠牲」だと気づける知性はまだ未発達だ。リターンの少なさが目については、「理解できない。」が脳内メーカーの8割をしめる。「現状の不満を誰かのせいにしないとやっていけない、そんな時に吐く言葉だ。」棚上げ選手権に出たらNo.1だったろう。そうした状況に、世間もそっぽをむく。ブレイクスルーしかけたインサイドアウト=IPOを緊急停止。翌年やってくるコロナ。売上が激減し借入ができず、助成金で食い繋ぐ時期を、なんとか仲間と耐えしのぐ。
そんな鉛色の時代は、不完全な自分に気づかせてくれる、またとない経験になった。こういうのはお金をいくらつんだって買えない。人生は、クローズアップで見たら悲劇だが、ロングショットで見たら喜劇だ。

▼全文
https://www.invision-inc.jp/column/20240520-letter/

エネルギーの源泉

いいチームをつくりたい

人間の感情は、言語化できないものも含めると、2000種類以上あるらしい。
一生退屈しないじゃない。うまくできてる。せっかくだから2000色の感情を体験してみたい。

自分の感情に素直になったぶんだけ、何が大切か見えてくる。
実行すれば、好きだと思える人とのつながりが、少しずつ増えていく。
仕事のノリが合う仲間といい仕事ができた時、お客さんに「本物の体験」が届くんだと思う。
社員、パートナーさん、お客さん。一人よりみんなで味わう体験のほうが、鮮烈で、面白い。
私にとっていいチームは、関わる人の感情を豊かにする場所みたい。

逆に感情が休眠状態の人がいると「いつまで寝てんだ、おきろー。」と思う。
「おもろいこと、あるぞー。」って。たまには私も寝倒したいけどね。

いいチームを作りたい。まだ知らないチームとも、もっと出会いたい。
義務感じゃなく探究心から生まれる仕事が増えて、白黒の世界に色が差したら楽しい。
自社も他社も関係なく、そういうチームが続いていく一助になれたら、最高だな。

そうだ娘が物心ついたら、自慢しよう。「仁虹のクレヨンは24色でしょ?ママは2000色知ってるよ、大人だからね。」どんな顔するかな。

…そんな今の気持ちは、鴇色。鴇が羽を広げたときだけ見える色だってさ。イシシ!

心が動くモノ・コト108

  • インサイドアウト
  • オーセンティックエクスペリエンス
  • Life is like a box of chocolates.
  • loosely freely to stoic
  • スタイル
  • 人間
  • 感情
  • ことば
  • 白井俊夫
  • 穂積和夫
  • Ralph Lauren
  • ロイヤルストレートフラッシュな好きの発見
  • 時代も国境もまたいで愛されるもの
  • 脈々続くということば
  • 馴染んできたキャンバス地
  • 秋口のスウェットプルオーバーかローゲージのセーターにショーパン
  • 作り手のエネルギーを感じるもの
  • すきなものに込められた作り手の想いに触れること
  • お気に入りの靴を磨いたりセーターの毛玉を取ったりする時間
  • ツヤの出てきた革
  • ブラックウォッチ
  • 実家の外壁と内装
  • いっちょあがりな格好した人
  • ソースオブエナジーを感じる店
  • みんなの一丁目一番地
  • オリンピックで各国代表が国旗を背負ってリスペクトし合う姿
  • 日本の家紋、アイルランドのアランセーター、イギリスのタータンチェックなど、家系や血統を表す紋章
  • ゆーじと仁虹と使い古したものを捨てる時の儀式「せーの!ありがとうございました」
  • 穂積和夫『アイビーギャル図鑑』
  • 石津祥介『Take IVY』
  • 黒柳徹子『窓際のトットちゃん』
  • 原田マハ『本日はお日柄もよく』
  • リカルドセムラー『奇跡の経営』
  • お国柄を反映したやり方
  • ジャパンメイド
  • メイドインインビジョン
  • なんの変哲もないいいもの
  • 原型
  • ベーシック
  • ふつうでいいもの
  • 定番
  • トラディショナル
  • オーセンティック
  • Good Vibes
  • お祭り騒ぎ
  • その時の感情と色がぴったりつながった時
  • 【素材】コットン、カシミヤ、リネン、無垢材
  • 【スタイル】アイビー、プレッピー、カントリー、マリン、フレンチ、サーフ
  • 【映画】The Godfather、The Untouchables、The Great Escape
  • 【ワードローブの鉄板名品】keds、converse addict、CT70、Johnstonsのストール、JOHN SMEDLEYのセーター、Frank&Eileenのシャツ、HanesのTシャツ、O'NEIL of DUBLINのキルトスカート、FALKEのタイツ、Rolexデイトジャスト、CHANELダブルフラップetc.
  • デニム、ベースボールキャップ、霜降りスウェット、金ボタンの紺ブレに至ってはもはや好きを通り越してどれがいいとかの話ではない
  • 【ソースオブエナジー系の人】植村直己、黒柳徹子、ヘレンケラー、モネ、アンネフランク
  • 【なんか好き系な曲】メリーポピンズ『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!』、PUFFY『これが私の生きる道』、加山雄三『光進丸』
  • 人生はクローズアップで見れば悲劇だがロングショットで見れば喜劇だbyチャップリン
  • 自分がハッと感動するものじゃないと、人の心は動かせないでしょう?by宇多田ヒカル
  • 私どもが毎日扱っている商品は、いうなれば、永く手塩にかけたわが娘のようなものだと思います。だから、商品をお買い上げいただくことは、自分の娘を嫁にやることであり、お得意先はかわいい娘の嫁ぎ先だともいえます。そう考えると、その商品が十分お役に立っているかどうか心配になって、ちょっと様子を見てみようという気が起きてくるのではないでしょうか」by松下幸之助
  • 不完全だから人間やってんのよbyまこまま
  • 同じ人間なんだからお前にもできるよ!by根建金五
  • みなみなさまby酔っ払った時のひょうきんなおやまん
  • 道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言であるby二宮尊徳
  • 小童ァby麃公将軍
  • 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。by山本五十六
  • 神道は国境を越えた感性の結晶by石原慎太郎
  • ほしいものが、ほしいわ。by糸井重里
  • 100億円よりも100年続く会社を作るby吉田誠吾
  • いったったらぁ〜!by吉田誠吾
  • 真心を感じるひと、もの、こと
  • 八百万の神様
  • ことの発端をつくった人たち
  • 文化が作られる過程
  • みんなが仕事で嬉しかったことをシェアしてくれる時
  • 心にしたがう、のびのびした世界
  • ストリートサバイバーかつアカデミックサバイバー
  • 囲碁将棋「情熱スリー」の歯に衣着せぬ感じ
  • 那花さんの本質を一撃で射抜いた毒舌
  • ゆーじの仁虹いじり
  • 仲間の眠っていた才能が開花した時
  • スタッフ紹介ページを端から読んで好きを噛み締めること
  • 人がチャレンジをきっかけに自信をつけてエネルギー量があがる姿
  • 一成パパと美千江ママが送ってくれるサザエやアカムツ
  • まさのりさんとステラちゃんが仁虹にくれる世界中のおもちゃ
  • タイプもバックグラウンドも違うのになぜか良いと思うものが同じ人のつながり。
  • ○○の乱、的な歴代インビジョンの事件
  • 過去の瞬間日記の中にいる大したことないことでもがいてる自分
  • 言い当てることばが見つかった瞬間
  • 基本人見知りなSELVAのおっちゃんが話してくれる珈琲のうんちく
  • 健康で文化的な朝
  • 米とゆーじの味噌汁
  • ゆーじとのお茶
  • 好きなものと好きなものが繋がっていることが分かった瞬間
  • インサイドアウトなチームを見つけた瞬間
  • おきにいり入りすることばに出会った瞬間
  • 真っ暗な体験が大切な教えに変わる経験
  • 体ごと突っ込んで学ぶ
  • 自分の仕事に誇りを持っている人
  • 非偏重主義
  • 執念すら感じるこだわり
  • 仁虹のイシシ
  • 爽やかな挨拶
  • お客さんの採用が決まったって社内で誰かが喜んでる時
  • 周りへの真心を感じる人
  • 休日の食卓いっぱいの朝ごはん
  • 唐突にはじまるゆーじの仁虹マネ
  • 両手を広げて向かってきたと思ったら目の前で方向転換する思わせぶりな仁虹
  • 心から誇れる旧友たち
  • スナックZERO
  • インビジョン

関わった仕事

貞光 智菜のコラム

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