【おダシエッセイ】新卒1年目の初出張。日報がそのまま求人原稿になっちゃった! 

おダシエピソード
2021/1/15
おダシエピソード
2021/1/15

 

こんにちは!新卒2年目の田野百萌佳です。
出汁屋・林檎屋・鼓舞屋のメンバーとしてインビジョンの広報物やお客さんの制作物の企画・ライティングを行っています。

さて、この記事のテーマはおダシエッセイ。
私が新卒1年目で仕事で「おダシ」が出るってこういうことかあ!とAHA体験した出来事を紹介します。

仕事のときめきを見つけた初出張

いきなりですが、私には仕事をしている中でときめきを感じることが多々あります。
それは、インビジョンメンバーやお客さんが大事にしている何かについての話を聞いて心を揺さぶられ、「はやくこのストーリーを世に出さねば」という衝動に駆られる時。

そう実感するきっかけとなったのは、2019年の12月に経験した人生初出張でした。
お客さんの採用サイト制作の一貫で、そのお客さんの会社へ社員インタビュー記事の取材へ行った時のことです。

記事執筆のインタビュー自体も初めての経験。
取材をすることに関しても、取材させていただいた方のお話の内容からも学ぶことだらけでした。

苦手な飛行機移動でクタクタの中、だけど今日のうちに学んだことを書き起こしておかなきゃ後悔する気がして、夜な夜な布団の中で出張記を書いたのを覚えています。

それほど、この出張は社会人1年目で一番大きな学びでした。

その学びを伝えるために、実際の日報を公開してみようと思います。
長いですが、社会人1年目のリアルな学びが書かれていると思うので興味がある人は読んでみてください。

初めての出張記

初出張すごく良かった。ただ単にいい会社の採用ページの取材ではなくて、私自身が研修に来ているような、吸収しっぱなしの2日間だった。お客さんの採用ページのための取材も自分の人生の時間だなとすごく感じた。

企画者であるものの初出張なので、まずは武田さん(出汁屋)とあきらさん(沸騰屋)の進行を見て学んだ。あきらさんはめちゃくちゃ相手をリスペクトして本当に大事なとこをしっかり拾って話を展開していた。武田さんはどんな相手でもスムーズにディレクションしていて、思考は追いつかないけど、思いついたら躊躇せず普通に聞けばいいのか、と少し掴んだ。私は何聞こう、どうやって聞こう、で頭がいっぱいになってしまうので、取材こそ相手の話から自分が何を学ぼう?ってスタンスでシンプルに行くのが大事だと学んだ。

【求職者目線での聞きたいことを掘り下げていく】
そして実際にインタビューも経験した。沢山インタビューがあったので、見て学んだことをすぐやってみることができた。インタビューのための事前アンケートは流れ確認程度で、その時自分が聞きたいと思ったことを掘り下げていくと自分の学びにもなったし、結果求職者目線にもなっていた。自分に置き換えることが結果相手の気持ちを想定することになるんだなと体感できてよかった。

【ここからはA社様の話。本当に共有せずにはいられません】
実際にインタビューでは、色んな部署の方に同じテーマの質問をしても、全く反対の答えが返ってくることと同じ言葉が返ってくることが多々あった。多分同じ部分が会社の理念で、違う部分がオダシになるんだな。度肝をぬかれたのが、目標や今日やったことを日毎に記録するノート。びっしり書いている総務担当もいれば、パソコンの方がいいというSEもいる。人事の方も強制してない。というよりは「書いてないならそれもそれでいいんですよ」って許容していて、全面的に社員を信じてるからこそだなと思った。

【目標やタスク管理というより、人生の記録になる】
とは言いつついちばんしびれたのが、「webだとその時書いて終わりになりがちでしょ、手書きで残すことで、後々その時の心理状態までわかる。もし自分の子供が就職したときに、あなたくらいの時期にこんなこと考えてたんだよって見せることもできる」という言葉。これはもう目標やタスク管理というより、人生の記録になるから私もやろうと思った。

【嘘をつかないこと。偽りがないこと】
もうひとつ、カッケ〜〜となったのが生産部長のおじいさんの話。大事なことは品質と納期だという。管理方法とかの話かと思いきや、品質を保つために大事なことは?という問いに、そのおじいさん、「嘘をつかないこと」というなんともしびれる回答。「ペンキを調合していて、ほんのわずかバレない程度に色が変わったのを、ちゃんとその場で自己申告してくることがある。失敗はあるけど、なんかすごくよかったんですよ」とすごく嬉しそうに話してて、シゴトに対する誇りと愛情が溢れでてた。その後他部署の部長さんにも採用基準を聞いたところ、その方も「偽りがないこと」と答えていて、さらにしびれた。大事なことが浸透しているからこそだなあ。

【私も素直なアウトプットをして生きていこう】
A社様のみなさんはなんだか目がきらきらしていて、色々良くしていくために「これはきついよ」という意見も受け入れられるからこそ自創が成り立つんだなと思った。自分の人生を大事に、ナチュラルに、成長したいように成長する。その結果がオダシとなりコミュニティを作り会社の存在意義になるように、私も素直なアウトプットをして生きていこう、と自分の目標も改めて考えることができて本当にいい機会だった。

【想いをカタチにって簡単に言えちゃうけどやっぱりすごくいい理念だ】
そしていちばん嬉しかったのが、できれば面白いなと思って考えた、社長と人事の対談が実現でき、それがA社様にとっても大事な機会になったこと。あきらさんの最高なヒアリングのおかげで予想以上のものになって世に出せそうなこと。からのあきらさんの日報。想いをカタチにって簡単に言えちゃうけどやっぱりすごくいい理念だ。

【理念とかビジョンは掲げるものじゃなくて行動そのもの】
理念とかビジョンは掲げるものじゃなくて行動そのものだと改めて感じたし、そういう大事なことを教えてくれる会社がインビジョンに共感してくれている。インビジョンを起点に、こういうコミュニティを広げていきたい。

出張記、インビジョンの求人原稿になる

改めて見てみると、つたない表現だなあと思う部分が多々ありますね。笑

一方その頃、Wantedlyで「仕事の誇りを言葉にするライター」を募集していたインビジョン。

数日後、原稿にするネタを探していた誠吾さんが、
「今さ、ただの原稿制作じゃなくて、”仕事の誇りを言葉にするライター”募集の原稿を書いてて。この日報このまま出せると思う。」と話してくれました。

そして、なんと出張記が募集原稿としてWantedlyに掲載されたのです。

ひとりのメンバーの、1日の日報を求人原稿にしちゃって大丈夫かな、、、?
と謎の責任を感じたのですが(笑)、何件かマッチ度の高い応募も来たそうで!

この出来事を経て、「おダシ」を体現するには100%ノンフィクションのアウトプットが必要なんだなあ〜とまるでAHA体験のように実感しました。(笑)

出張記から1年

お客さんやインビジョンメンバーの想いに触れてかたちにする機会がさらに増えた社会人2年目。
人の心を動かすおダシって、何かに対面した時の心の動きを逃さずアウトプットした結果滲み出るものなんじゃないかなと今は思っています。

そして右も左もわからなかった1年前と比べて、企画や執筆のテクニックや考え方もわかってきました。

今は滲み出たおダシを、より届けたい人に届けられるようになるぞ~というミッションに沸騰中です。

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