魂がぶつかった相互理解面談
もうすぐ半世紀を生きたことになる、タニタの体年齢は20代の中島です。30代でSUPをはじめ、年間で博多から札幌くらいまで(1500㎞ほど)を博多湾内で漕いでおります。インビジョン入社前はいっちょ前に人を採用する仕事をしておりました。
モヤモヤ、ワナワナ
インビジョン入社前の私は博多の企業人事。採用の現場に長くいるとなんとなく分かってくることがある。要件を整えれば採用はできる。スキルも経歴も条件もきっちりフィットしていれば内定を出せる。でも、それを「うまくいった採用」かというと――正直、ちょっと違う。
入社後の現場で、なんとなく空気が噛み合わない。働いてて楽しそうじゃない。会社と社員が互いに”素”を見せられないまま、書類上の契約だけで成立している関係。その”温度差”は、じわじわと日常のあちこちに滲み出てくる。そういう採用を何百件と重ねながら、ずっとモヤモヤを抱えてた。
転機になったのは、当時のある人事ミーティングでのこと。短期離職が増えている改善策として、「会社ビジョンを言語化して、採用ターゲットを明確にすればミスマッチは減るはず」と提案した。経営陣から返ってきたのは、「働く側が会社に合わせるのが普通でしょ。合わない社員は辞めればいい」というひと言。……ワナワナした。肩が震えた。気づいたらZoomの「退出」ボタンを押していた、会議の途中に。。。
少し落ち着いてから、ふと頭に浮かんだのが新卒の頃に一緒に働いていた誠吾さんの顔。独立してインビジョンという会社を立ち上げた人だ。次の日、電話で話を聞くと、インビジョンは企業の「おダシ」――つまり組織のど真ん中にある価値観を言語化する支援をしているという。働く人のありのままの魅力を伝えるメディア「ダシマス」の運営をするなど、企業と働く人が一緒に幸せに育っていけるチームづくりにこだわっている会社だった。「ここなら、あのモヤモヤとワナワナを晴らせる」そう思って、2022年4月にインビジョンにジョインした。

一緒に漕げる仲間を探していた人事時代のモヤモヤにはたして朝日は昇ったのか?(趣味のSUPの写真↑)
逆転の発想
前職の採用とインビジョンの採用は、スタート地点からして違った。
前職は「条件から始まる採用」。スキルチェック、経歴確認、条件のすり合わせ。合致すれば進める。インビジョンは「ど真ん中から始まる採用」。同じミッションを共有できるか?同じ空気感で呼吸できるか?お互い自然体でいられるか?それが出発点になっている。
そして採用とは、「世の中にどう役立っていきたいか」のノリが合う人のつながりを生む場所だという発想がある。そうして集まった人たちが、100年続く会社をつくっていく。
ある意味シンプルな話だとも思う。「条件が合う人」ではなく「自然体で歩める人」を探す、それだけのことなのだが、やってみると全然違う。
しかし、「この人よさそう」と感覚で人を探しているわけではなく、基準を明確に持っている。それが採用ペルソナ。つまり「一緒に働きたい人」やその人に何を伝えたいかまでが具体的に言語化されている。ちなみにインビジョン営業職の採用ペルソナをまとめた資料はこんな感じ。

小さい文字を読むと気持ち悪さを感じ始めているお年頃の私なんかは見るのも辛いくらい精密に設計されている(笑)。
――前職の人事時代、ここまで考えた経験はなかった。そりゃ、人もすぐ辞めるし、バラバラなわけだ。。
そんなインビジョンと応募者の最初の接点は面談からはじまる。面談で話すのは堅苦しい面接チックなことではなく、インビジョンをどこで見つけて、どんなコンテンツを見て、どこがいいなと思った?というようにインビジョンの発信するコンテンツのどこか心に引っ掛かった部分があればそこからお互いの共通項を見つけていくような感じで。
実際の面談エピソードとして、現インビジョンメンバーの佑大の話が分かりやすい。
佑大はもともとYouTuberとして一人で活動していて、「日本の若者に日流ブームを巻き起こしたい」という野望を持っていた。でも、27歳まで正規の社会人経験がほとんどなく、就活では職歴コンプレックスを抱えたまま「雇ってもらえそうな会社」を探していた。そこそこ内定はもらえたけど、どこも感じるものがなく憧れも共感もない。
「せっかくなら、自分の意志を反映した就活をしよう」と思い直して、Googleで「日本をよくする仕事」「日本を守る仕事」と検索をかけた。そうこうして辿り着いたのが、インビジョンのHP。和の雰囲気を前面に出したサイトデザインに興味を持ち、インビジョンブック(広報誌)を読んで「一言一句ぜんぶ刺さった」という。
たとえば・・・
「行き過ぎた経済合理性・個人主義。偽物の多様性・SDGs。無機質で低体温な利己主義が幅を利かせてきた――」
などのコトバ。

自分がずっとモヤモヤと抱えていた義憤を見事に言語化してくれている感覚。しかも会社の公式HPでそれを全面的に言っちゃってる、その潔さ。「新鮮だった」と佑大は言う。ただ、もともと求人系コンテンツはすべて「胡散臭い」と思っていた佑大。「HPはただのアピールじゃないか」と疑いながらも、最初に社員と話せる「相互理解面談」があると知って、「実際に会って確かめてみよう」という気分で応募ボタンを押した。
面談で登場したのが人事担当のももちゃん。佑大がインビジョンを見つけた経緯や、共感したポイントを話すと、「ほんとに嬉しそうにしてくれていた」のが印象的だったという。条件確認ではなく、感情が通い合う場になっていた。佑大は「魂と魂がぶつかる感覚がしています」とその場でももちゃんに伝えた。
「話している内容自体も良かったが、そもそも就活の面談で、自分の感情が出せる&ももさんも出してくれていることがすごく新鮮でした。他の企業での面接は作業的に条件面を確認していく無感情なものがほとんどだったから。」
――人事時代、こんな感じでの応募者との出会い方はしたことなかった。これから長く一緒に働く相手をまずは理解すること。自分たちを知ってもらうこと。そこをハショってはいけない。

そんな経緯から入社した佑大(写真左)
粋なチームへ
ペルソナと出会えた時、面談が終わる頃にはもう“チームとしての呼吸”が合っている感覚がある。
スペックでつくるチームは速い。けれど、空気でつくるチームは強い。配属後の立ち上がりも、困難な場面も、同じ風が吹いていればしなやかに進む。相互理解面談はその風を取り入れる大切な入り口。
でも採用は通過点にすぎない。入社後の伴走、言語と非言語の往復、そして共創できるチームへとやることは続いていく。条件の積み木ではなく、空気の流れをデザインしていく感覚。それが「100年先まで承継する、粋なチーム」づくりへとつづく。
▼インビジョンのコンテンツ、良ければ巡ってみてください。
https://www.invision-inc.jp/media/
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